光子検出効率の向上

© Osservatorio Astrofisico di Catania様ご提供。Teide Astronomical Observatory、Istituto de Astrofisica de Canarias(IAC)

 特定の種類の光検出器、例えばMPPC (Multi-Pixel Photon Counter)のようなデバイスは、単一光子を検出できるほど高い感度を備えています。これは、単一光子吸収事象の検出が求められるHigh-Energy Physics実験において、非常に有用です。

 

MPPCにおいて最も重要なパラメータの1つがPhoton Detection Efficiency (PDE)です。MPPCはおよそ400~500nm付近の波長で最大感度を示します。感度はPDEとして表され、フィルファクタ (FF)、量子効率 (QE)、およびアバランシェ確率 (AP)の積によって決まります。

 

ウェハプロセスにおいて近紫外域でのPhoton Detection Efficiency (PDE)を向上させるためには、さまざまなアプローチが存在します。主な目的は、光電変換層における格子欠陥を低減し、少数キャリアのライフタイムおよびアバランシェ層に到達するキャリア数の向上を図ることにあります。

 

浜松ホトニクスでは、特定のPDE向上に対応したカスタムソリューションを提供できます。最近では、ASTRI Mini-Array実験向けにこのような改善を実施しました。同実験では、Istituto de Astrofisica de Canarias (IAC)が運用するTeide Astronomical Observatory (スペイン・カナリア諸島テネリフェ島)のMount Teideに9台の望遠鏡が設置される予定です。

 

この内容の詳細については、以下の論文をご参照ください:Silicon photomultipliers: gearing up for applications in gamma-ray astronomy – Physics World

浜松ホトニクスによるPDE測定セットアップ

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